FreewriteとScrivenerを連携させる方法

連携の概要

  1. Freewrite(Postbox)とDropboxを連携させます。
  2. Dropbox上でFreewrite(Postbox)用のフォルダにあるファイルをScrivenerの外部ファイル同期用フォルダに自動的にコピーします。
  3. Scrivenerの外部ファイル同期機能を使ってファイルを取り込みます。

Freewrite(Postbox)とDropboxの連携

Freewriteで書いた内容は、Postboxというクラウドサービスに自動的に反映されます。Postboxでは3つフォルダを使えます。わたしはAをDropbox、BをEvernote、CをGoogle Driveに連携させています。この設定をすることによって、FreewriteのフォルダAで書いた内容は自動的にDropboxの「アプリ/Postbox/A」という場所に保存されます。

Postbox用フォルダとScrivener用フォルダの連携

Dropbox上で、Postbox用のフォルダとScrivenerの外部ファイル同期機能で使うフォルダを連携させます。そのためには、IFTTTというサービスを使います。レシピは画像をご覧ください(クリックして拡大します)。

一つだけ注意点があります。IFTTTは日本語に対応していないためか、日本語を含むファイルパスを認識できません。上記でPostboxとDropboxを連携するとDropboxに「アプリ/Postbox」というフォルダが自動的に作られてしまいます。そのため、そのままではIFTTT上でこのパスが使えません。Macでは「アプリ/Postbox」へのシンボリックリンクをこの例でいえば「Apps/」の下に作成すれば大丈夫です。

Scrivenerからファイルを取り込む

ScrivenerでFreewriteから読み込むファイルを格納するフォルダを作っておきます。ここの例では「Freewrite」という名前で作りました。これを「File→Sync→with External Folder…」から設定画面を開いて取り込み先として指定します

 

Scrivenerで外部ファイルとの同期を実行すると、画像のようにFreewriteで書いたドラフトが取り込まれます。これらの一連のフローが完全に自動化できました。

Freewriteはドラフトを作成するためのガジェットですから、Scrivenerで編集した内容をFreewriteに戻したりFreewrite上で編集することは出来ないですしするべきでもないのでしょう。ファイルをいったん取り込んだら、あとはScrivenerの「Draft」フォルダにコピーして編集をしていきます。

ちなみに、PostboxとEvernoteを連携させることも試してみましたが、IFTTTでEvernoteからDropboxに連携する際にHTMLファイルとしてしか連携できなかったので、断念しました。