わたしは読みたい本は買う派で、特に新刊は必ず購入するようにしています。ただ、のべつまくなしに買っていたのではお金がいくらあっても足りないので、購入にあたっては、自分なりに一応ルールのようなものを決めて運用しています。今日はそれについて簡単に触れてみたいと思います。
購入する本の選び方
買いたい本は大きく分けて3つの方法で決めています。
- Twitterでフォローしている北上二郎さん、川出正樹さん、千街晶之さん、杉江松恋さんといった書評家さんたちを中心として、タイムラインに頻繁に出てくる本を買う。
- 近所の本屋さんで物色する。
- 鈴木輝一郎先生の小説講座の課題図書を買う。
Twitter上での情報は玉石混淆、情報があり過ぎて溺れてしまうことになるので、信頼できる方のお薦めを読むのが一番だと思います。ただ、ちょっと今のままだとミステリーに偏りがちかも知れません。
偏りがちな読書を修正するために近所の本屋さんに週に一、二度行きます。そこではジャンルに囚われることなく、面白そうなタイトル、気に入った装幀など、見た目の直感で購入します。
わたしが受講している小説講座での課題図書はもちろん受講するために読まなければならないのですが、官能小説から歴史物、ミステリー、SFまで幅広くジャンルをカバーしているので、読書の偏りを無くすために善い刺激になっています。
購入方法のルール
買う本が決まったら、買う手段が問題になります。いまは紙の本だけでなく電子書籍が普及していますので、両者の特徴を踏まえたバランス良い買い方をしたいと考えています。基本的なルールは以下の通りです。
- 雑誌、コミックは、電子書籍で買います。
- 雑誌、コミックでない本は、単行本か文庫本かで分かれます。
- 新刊の単行本、単行本しか出ていない本は、原則として紙の本で買います。
- 文庫本は原則として電子書籍で買います。
雑誌、コミックの場合
雑誌、コミックはほぼ100%電子書籍です。iPad Proで美しく表示することができますし、とても読みやすいです。コミックは全巻のまとめ買いをすることが多いので、本棚の場所を節約する意味もあります。雑誌の例外は、電子書籍化していない『フォーリン・アフェアーズ・リポート』のみです。
電子書籍として利用しているストアは、雑誌はKindleです。読み放題のKindle Unlimitedに加入しており、かなりの雑誌がこのサービスに含まれるからです。
コミックはhontoを利用しています。hontoは丸善、ジュンク堂、文教堂と提携しているオンライン書店です。値段だけ見るとAmazonのKindleよりも高いこともあるのですが、Kindleに完全依存するのがなんとなく不安なので、hontoを使うようになりました。
雑誌、コミック以外の場合
コミック以外の書籍は、単行本か文庫本かで扱いが変わります。
新刊の単行本や文庫本のない単行本は紙の本で買うようにしています。ただ、分厚いものであったり、図版が多く入っているものは電子書籍で買うこともあります。
紙の本は駅ビルの中にある紀伊國屋書店で買うか、近所にあるジュンク堂で買います。以前はほぼ紀伊國屋書店オンリーでしたが、最近ではiPhoneアプリのhonto withがとても使いやすいので、ジュンク堂で買うことが多いです。
Twitterなどを眺めていて本が読みたくなる場合は、honto withで検索してジュンク堂で取り置きしてもらうようにしています。ぶらっと書棚を眺めながら買いたいときは、紀伊國屋書店に行くことが多いです。
文庫本は電子書籍で買います。よっぽどのことがない限り、Kindleで買います。KindleのリーダーはKindle Paperwhiteを使っています。
図書館をどう使うか
わたしは新刊を読むときには必ず購入するようにしています。図書館は利用しません。図書館を利用するのは、古本屋さんでは入手できないような古い本や資料、図鑑や目録など非常に高価で嵩張るものを読む必要があるときです。英語以外の洋書も本屋さんでは入手できないことが多いので、図書館を利用しています。
購入した本の管理
紙の本、電子書籍にかかわらず、購入した本は管理が必要です。わたしは自宅と事務所の二カ所に本棚があるため、気を付けないと一度買ったはずの本をもう一度買ってしまったりするのです。
わたしが本の管理に使っているサービスは読書メーターです。感想はほとんど書いていませんし、昔から本棚に入っている本や資料として買った本はまだ登録できていません。ただ単に買った本を登録しているだけですが、取り敢えず最近買った本を二度買いしてしまうことはなくなったような気がします。