GDP Pocketでスマホライクにウェブサイトを見る方法

執筆ツールというよりは情報収集ツールとして活躍しているGDP Pocketですが、標準の横長の画面だと縦の情報量が少なく、スクロールにストレスを感じることがあります。

そこでわたしは、画面の設定を変更して90度回転させ、本体を縦にしてウェブサイトを閲覧しています。そうすると横書きの文章がかなり読みやすくなります。スクロールもスペースキーを押すだけなのでストレスになりません。

しかし、この使い方をするには二つの不満がありました。ひとつは、画面の設定を変更する手間がかかること。もうひとつは、縦長の画面になった時にウェブサイトがPC用の表示のままだと文字や画像が横にはみ出て非常に見にくいということです。

画面の設定は、デスクトップでわざわざマウスの右クリックしてメニューを選ばなければなりません。ただでさえ小さなスポットを選ぶのが難しいGDP Pocketのマウスポインタでこれを毎回やるのはたまりません。

実は、この画面を回転させるWindows標準のショートカットキーがあります。Ctrl + Alt + 矢印キーです。下矢印キーで180度回転、左矢印キーで90度回転、右矢印キーで時計回りに90度回転、上矢印キーで元に戻ります。ただ、これはオンボードのIntelグラフィックボードの場合のみできるようで、他のグラフィックボードを挿している場合は機能しないと思われますので、GDP Pocket以外のパソコンで試す場合は注意が必要です。

次に、縦長画面でサイトを見やすくする方法ですが、Chrome限定であれば方法があります。F12キーでデベロッパーツールのシミュレーションモードを利用します。これは、Chromeの機能で、さまざまなデバイスで当該ウェブページを表示させた時にどう見えるか、シミュレーションするものです。

この画面で左上のデバイス選択画面からiPhoneなりiPadを選び、F15キーを押すとモバイルデバイス用の表示になります。右上の×ボタンを押すと全画面がモバイルデバイス用の表示画面になります。

まぁウェブを見るだけであればiPhoneやiPadでもいいわけですが、ときおりPC用の表示で見なければならなくなることもあるのです。そういう時にはiOS用のブラウザだとどうにも手がなくなりますので、PC用の表示とモバイルデバイス用の表示の両方を見る必要がある方には(特にエンジニアの方ですかね)有用だと思います。