大人の野尻湖合宿

博多から東京に舞い戻ってきて2か月弱。春先からバタバタと落ち着かなかった身の回りもようやく落ち着き、仕事にも慣れてきたこのごろ。夏の終わりに相応しい野尻湖合宿に2年ぶりに行って参りました。

20年来のお付き合いをいただいている上司に初めて野尻湖合宿に誘われたのは15年くらい前でしょうか。野尻湖畔の鄙びた(年季の入った)別荘は、初めて来たはずなのにいつかどこかで見たことのあるような、郷愁を誘う佇まいでした。合宿とは言っても何かタフなことをやるわけではなく、美味しいものをたらふく食べて、飲んで、湖で泳いだりヨットに乗ったり、要は大人のキャンプと言った方が正確かも知れません。

別荘の管理をしていただいていた大工さんが亡くなってしまい、もう今年からは野尻湖に行くことはできないかと思っていましたが、幸いにも管理をしてくれる工務店さんが見つかったとのことで、今年も無事3日間の日程を終えることができました。

例年であれば1日目は超高級焼き肉大会、2日目は新潟、上越市の魚勢まで行って新鮮な魚介類を調達しての日本酒大会だったのですが、今回は1日目は串揚げ大会となりました。みんな少しずつ歳をとり、サシの入りまくった牛肉を食べるのはかなりしんどくなってきたようです。しかしそれでも、地元の野菜や肉を中心に揚げまくった串揚げは、ひとりあたり20本を越え、もはや年齢など関係ないのでした。結局、この週末で飲み干したワインと日本酒は合計23本。1日目が5人、2日目が7人ということを考えると、まぁまぁな酒量であったかと思われます。

野尻湖が終わると夏も終わりです。ホッと一息つくと同時に、このまましばらくは、わたしも落ち着いた生活ができるような気になってきました。この数年はなかなか進まなかった執筆も、また本格的に再稼働しようと、帰りの新幹線の中で思ったりしておりました。どうか来年も、またその次も、大人の野尻湖合宿が続きますように。